あれから一週間

世捨て人から社会復帰して約一週間。相変わらず上手くやれないことばかり。かつての自分がどうやって社会生活で相手とコミニュケーションを取っていたのかが分からんな。

まず一番困ったことは、自分の言語能力の低下❓　だと思われる。

要するに上手くしゃべれてないので自分が伝えようと思ってることが上手く相手に伝えられない。

相手に伝えないといけない。新しい職場。運営という仕事内容。慣れないディスクワーク。久々の社会生活。今まで世の中と関わらず、ほぼホームレスとして生きてきたツケが一気に帰ってきてる。因果応報というヤツですな。

しかしそのお陰で甦ってきた感情がある。悔しさ。劣等感。疎外感。社会と関係を絶ちきったときに無くしたとばかり思っていた感情が少しだけ戻ってきた。

今は少しづつ人間に近づいて来たのかもしれない。忘れていた自分に戻ってきたのかも知れない。

かつてそういったことが嫌で社会から逃げ出したのに、、、

今はそれを取り戻していく自分に喜びを感じている身勝手な自分がいる。ぶっちゃけ今の仕事仲間からしたら仕事よりそんな感情や経験を自分の中心において動いて仕事している俺は、迷惑極まりないだろう。

もちろんこんな俺を雇ってくれたのだから頑張りたい気持ちもある。しかしやはりクズの俺は意味不明な羞恥心でどこかブレーキを踏んでしまっている。少しづつでもいいから改善していかないとなぁ。

オーナーには自分の今までの事を全部は話していない。隠して嘘をついてる部分がかなりある。ただ、今の職場で働く前はホームレスみたいな生活をしていた事は軽く伝えた。詳しい理由や経歴はかなり嘘を交えている。オーナーもふかくはきいてこない。人生経験豊富そうな人だから何か感ずいているとは思う。でも、それで今はいいと思う。今はね。まだクビにはされないと思いたい。

社会とは生きるとは面倒で凄く生きるとは力を消費するものだったと思い出した。でもそれはきっと人それぞれ。前向きに生きることが出来る一流の人達からすると下らない言い訳なんだと思う。

仕事が終わり家路を行く途中、若者たちとすれ違う。自信のある若者たち、、、

彼らからは物凄い万能感を感じる。昼間の公園で遊んでいる子供たちから眩しすぎる未来を感じる。かつての自分もあんな雰囲気を纏っていたのだろうか。今の自分には分からない。

心のそこから笑うことも怒ることも、相手と腹を割って話すこともこの先無いのかもしれない。社会復帰と共に人生の嘘を道ずれに今の自分は生きている。たぶんこれからも嘘をつき続けて生きていく。昔はそんな生き方絶対に嫌だと思っていたけど、今はどうでもいいと思う。年を取ったからなのか、、、それとも何もかも諦めてしまったからなのか。

世捨て人の時、区役所の職員に「何であなたは、自分の事なのにそんなに他人事みたいに話しているの」と言われたなぁ。

そんなことを日記に綴って見ても今の自分に出きることはなにも変わらない。朝起きて準備して今日も何とかこの世界をやり過ごしてパンを食うだけ。そして家に帰って何となくタバコを吸って物思いにふける意味の無い生活を繰り返す毎日です。

そんな中でも気分を変えたくてタバコをマルボロからラッキーストライクにかえたみた。

もちろん何の変化もない。今日は一体どんな事が起こりどんな感情が俺を刺激して何が俺のを支えてくれるのか、、、